京都の米軍基地(52):福島質問への政府答弁
安倍首相が,福島みずほ参議院議員提出の質問書(6月20日)に対する答弁書(6月27日)を提出した。要点は以下の通り。
「Xバンド・レーダー・システムの我が国への追加配備は、我が国に飛来する弾道ミサイル情報の確度及び同時追尾能力を更に向上させ、弾道ミサイル防衛により万全を期する必要性を踏まえたもの」
「弾道ミサイル防衛システムは、・・・・専ら防御的なものである。・・・・「・・・・軍拡競争を煽ることにつながる」との御指摘は当たらない・・・・。」
「工事着工日の情報を含め、米側との具体的なやり取りについては、相手国との信頼関係もあり、お答えを差し控えたい。」
「Xバンド・レーダー・システムの出力等の詳細については、米軍の能力に関わるものであることから米国は公表しておらず、防衛省としても公表を差し控えている。・・・・必要に応じて同システムの周囲に立入禁止区域を設定する・・・・。」
⇒⇒答弁書第一七七号,またはWld-peace資料室
これが,「国益」やそのための「軍事秘密」の正体だ。米軍とその下働き日本政府には,地元住民の自由や権利を守るつもりは,毛頭ない。辺境丹後は,ワシントンと東京の「安全と利益」のための安上がりの捨て石にしかすぎない。
福島みずほ議員は8日,経ヶ岬の米軍基地建設現場を視察し,9日には府庁でXバンドレーダー設置反対を申し入れている。
谷川昌幸(C)
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