ネパール評論

ネパール研究会

震災深刻(1):バラジュ付近

カトマンズの北西,バラジュ付近は,地盤が悪いらしく,地震被害甚大。様子が一変してしまったところさえある。

新聞等で繰り返し報道されてきたので広く知られているが,直接みると,3か月後とはいえ,やはり衝撃を受け,改めて地震の猛威を思い知らされる。

高層大規模マンションは,まだ新しいのに見るも無残に壊れている。分譲価格1500万ルピーほどの豪華マンションだそうだが,上から下まで居住不能。

ビジュヌマティ川付近には,完全崩壊や,45度傾いたり,隣のビルに倒れ掛かったりしているビルがかなりある。民家の崩壊も多い。

ビシュヌマティ川から少し南西の山腹付近でも,被害は大きい。倒壊していなくても,よく見ると,柱など構造部分に亀裂が入り,居住不能となった住居がいたるところにある。撤去,再建に多額の費用が掛かることは間違いない。

バラジュの東北,ブダニルカンタ方面や,南西のスワヤンブー方面にも,バラジュほどではないが,一見それとわかる被災建物がいくつもあった。

このように地域によっては地震被害は大きいが,だからといって観光に支障があるわけではない。たとえば,ブダニルカンタの「庭園村ホテル」。いまなら,広大な美しい庭園や豪華施設を独り占めできる。他の豪華ホテルも同様。いまこそ,ネパールへ!

▼バラジュ付近の被害建物
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【参照】カトマンズ市街の震災「軽微」,観光支障なし(2015-07-16)

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/07/18 @ 13:44

カテゴリー: 経済, 自然, 旅行

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