『ゲバラの実像』平山亜理著
チェ・ゲバラについて,弟のファン・コルティン,幼なじみのカリカ,ゲバラを捕らえたプラド,CIA元工作員ロドリゲスなど,関係の深い人々にインタービューしてまとめられたユニークな伝記。小説のように面白いが,ゲバラ本人を含め多くの発言が「 」つきの直接引用形で表記されているため,臨場感がありすぎ,少々戸惑う。
ゲバラは,ネパールでは今でも人気が高い。この本を読むと,さもありなんと納得できるような気がしてくる。
▼平山亜理著『ゲバラの実像 証言から迫る「最期のとき」と生き様』朝日新聞出版,2016
■ゲバラの実像(朝日記事)
谷川昌幸(C)
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