ネパール評論

ネパール研究会

KP・バタライ氏、死去

3月4日、クリシュナ・プラサド・バタライ氏が亡くなった。87歳。ガネッシュマン・シン、ギリジャ・コイララとともに、長年にわたりコングレス三頭政治の一角を占めてきた。これで、王政復古(1950/51)第一世代を代表する政治家はいなくなった。

KP・バタライ氏の死去は、奇しくもUML=マオイスト連立政権発足の当日である。偶然の一致ではあろうが、そうとは思えないほど象徴的だ。これで、王政復古時代は完全に終わり、ネパールは新しい時代に入ったのである。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/03/06 @ 06:54

カテゴリー: その他