京都の米軍基地(41):住民監視の現状
米軍Xバンドレーダー配備に伴い住民監視が強化徹底されることは間違いないが,そのまえに,現状がどうか調べてみた。といっても,プロが監視を気づかれるようなヘマはしない。素人にできることは,ネットで調べることくらい。それでも,ビックリ仰天した。ネット公開のライブカメラだけでも,すでに,こんなにも普及している。
ライブカメラは,いまでは小学生でも簡単に設置・運用できるから,実際には,これよりはるかに多く設置されているとみてよいであろう。といっても,むろん,これらは住民監視が直接の目的ではない。しかし,善意の「防犯カメラ」「防災カメラ」「情報提供カメラ」「顧客調査カメラ」等々であっても,その気になれば,いつでも「監視カメラ」「スパイカメラ」「のぞきカメラ」となりうる。事実,犯罪捜査では,すでに日常的にそのような使われ方をしている。京丹後でも,住民は,いたるところで見られている,と覚悟すべきだろう。
不気味な世の中になったものだが,米軍基地ができると,こんなものでは済まない。本人に気づかれない形で,徹底的に個人情報が収集され,イザとなれば,お国の「国益」のために活用される。だれしも後ろめたいことの一つや二つはある。つまり,権力は,その気になれば,いつでも,だれでもお縄にできるわけだ。
丹後観光には,丸裸覚悟で,おいでいただきたい。岩陰でこっそり水着に着替えても,あなたは見られている(かもしれない)!
谷川昌幸(C)
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