ネパールの交差点:信号機とロータリー
ネパールに行くたびに不思議に思うのが,交通信号機である。カトマンズ盆地の主要交差点には,日本などの援助で信号機が設置されているが,それらのほとんどすべてが消灯か点滅であり,赤・黄・青と常時正常に機能しているものは,まず見かけない。日本の常識で考えると,交通信号は最重要インフラであり,信号機があるのに消灯であれば事故多発,人命に関わる一大事である。ところが,カトマンズでは,最新式信号機が設置されていても,たいてい消灯。これは不思議。なぜだろう?
1.信号機の技術的不適正
2.「人の支配」としてのロータリー式
3.「ババ事件」の教訓
4.ネパール文化から学ぶ

(ネパールの視覚障害者を支える会『会報』第35 号,2013 年3 月,3-4 頁)
*リンク更新2019/05/13
谷川昌幸(C)
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