ネパール評論

ネパール研究会

ハコモノ好きのネパール人

ネパールの人々は,日本人以上に,ハコモノが好きなように思われる。いたるところに装飾過多のケバケバしい建物が立っている。よくもまぁ,こんなド派手な建物で生活や仕事が続けられるものだと感心する。

が,個人や私企業は好き好きだから,それでよいとして,問題は公金を使って建てられる建物。やたら立派だ。カトマンズ郡裁判所など,豪華ホテルか何かと見まがうばかり。

私の滞在ホテルの丘の下にも,キルティプル市庁舎新築工事中。とにかく熱心。夜明け前から日没後まで,休む暇なくやっている。驚異的勤勉。なぜそんなに急ぐのか?

キルティプルには,丘の上に市庁舎がある。地震で破損したというが,素人が見た限りでは,損傷は見当たらない。たとえ多少損傷があったとしても,修理できないほどのことではないような気がする。

いまネパールは震災復興のさ中。建設機材も建材も建設作業員も,何もかも不足している。でも,そんなことは,お構いなし。新庁舎建設にまっしぐら。きっと,豪華庁舎になるのだろう。楽しみだ。

▼現庁舎
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▼新庁舎建設現場
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谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/07/29 @ 09:45

カテゴリー: 社会, 行政

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