柿、未曾有の大豊作の不気味
丹後の村では、柿が大豊作。こんなスゴイ実りは、これまで一度も見たことがない。
柿は、古来、日本に最適の果樹。空き地や田畑の周辺に植えておけば、勝手に育ち、実をつける。農薬、肥料、剪定など、一切不要。文句なしの100%自然農法。(資本主義化した商品作物としての柿は別物)。
それにしても、今年はスゴイ! あまりにも多くの実をつけたため、実の重さに耐えきれず、多くの枝が折れ、幹さえ裂けてしまった木も少なくない。
多くて穫りきれない。あとは、おやつとしてヒヨドリやサルに進呈しよう。クマが来ると怖いが、今年は山中の野生柿も大豊作なので、危険を冒して里まで降りてくることはあるまい。
大豊作はめでたいが、こんな異常な実りだと、天変地異の前兆かと、少々不安になる。取り越し苦労だろうが、やはり何かにつけ、ほどほどが、よい。面白味はないが。
谷川昌幸(C)
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