ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

真実和解委員会の構成と機能(1)

ネパールの「真実和解委員会(सत्य निरुपण तथा मेलमिलाप आयोग, Truth and Reconciliation Commission)」は,人民戦争期における重大な人的・物的被害の「真実(真相)」を解明したうえで,「謝罪」と「罪の赦し(免罪)」,あるいは必要な場合には「提訴(裁判)」や「損害賠償」を勧告し,これらをもって加害者と被害者の「和解」を図ることを目的としている。

1.真実和解委員会の設置
真実和解委員会は,内閣により2015年2月10日設置された。
 委員長: Surya Kiran Gurung
 委 員: Lila Udasi Khanal, Shree Krishna Subedi, Madhabi Bhatta, Manchala Kumari Jha
 事務局長: Narendra Man Shrestha

委員会設置・運用の根拠法:
 ・「包括和平合意」2006年11月21日
 ・「暫定憲法」2007年1月15日
 ・「ネパール共和国憲法」2015年9月20日[暫定憲法の関連規定継承]
 ・「強制失踪調査・真実和解委員会法」2014年5月21日
 ・「真実和解委員会行動規範」2015年7月25日
 ・「真実和解委員会規則」2016年4月17日

 160620a■真実和解委員会

また,「強制失踪」調査のためには,別に「強制失踪調査委員会(बेपत्ता पारिएका व्यक्तिको छानविन आयोग, Commission of Investigation on Enforced Disappeared Persons)」が設置されている。
 ・「強制失踪調査委員会規則」2016年3月13日

 160620■強制失踪調査委員会

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2016/06/20 @ 14:48