ネパール評論

ネパール研究会

キリスト教墓地問題検討委員会発足

APなどによれば,ネパール政府はキリスト教会のパシュパティ墓地要求を検討するための5人委員会を設置した。委員長はRishikesh Niroula,委員は内務省,土地改革省,有識者などから選任した。報告書は45日以内に提出される。

委員会は,墓地問題検討開始を理由に,キリスト教会に対し,3月23日開始のハンガーストの中止を要請した。

前述のように,キリスト教墓地問題は,新憲法での「布教の自由」保障要求と連動しており,長期的に見ると,連邦制や議会構成などよりも,ネパール社会にとっては大きな意味を持つ。

状況を総合的に見ると,キリスト教会の要求が通る可能性が高い。そうなれば,キリスト教徒が増加し,ネパール社会は大きく変わって行くであろう。

「布教の自由」要求:キリスト教会
墓地問題でハンスト抗議
最高裁,パシュパティ埋葬許可命令

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/04/10 @ 10:40

カテゴリー: 宗教

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