ネパール評論

ネパール研究会

返却土地、バイダ派が再没収

バイダ派マオイストが、、主流派マオイストにより地主BD.チャンド氏(コングレス)に返却させられた土地を、再没収した。

各紙報道によると、11月25日、「全国農民組合-革命派」が没収された土地に立ち入り、再没収を宣言、党旗をたてた。

ところが、翌26日、直ちに警官隊が派遣され、党旗は撤去されたが、土地がどうなるかは、まだわからない。現地では緊張が高まっているという。

没収土地は、これ以外にも多く、10年以上経過しているものも少なくない、返せといわれても、耕作農民はそう簡単には返せないだろう。もしマオイストが分裂するとするなら、人民解放軍解体とともに、この土地返却がその大きな要因になるにちがいない。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2011/11/27 @ 10:23

カテゴリー: マオイスト, 社会, 経済

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