唯我独尊の九州電力と皆様のソフトバンク
今朝の朝日新聞朝刊に,九州電力が,空きスペースいっぱいの全面広告を出している。実質的なメッセージは,原発停止で電力不足になるので各家庭は節電せよ,ということだけ。慇懃無礼,まるで原発停止させたのだから自業自得,我慢せよ,とでもいわんばかり。
こんなことを伝えるために,新聞各紙に全面広告を出す。製紙,印刷,配送など,コストは甚大であり,それだけ資源とエネルギーを浪費していることになる。自粛し,省エネを率先,垂範すべき九電が浪費の大キャンペーンだ。
こうした世論逆撫での唯我独尊は,特権的企業体に共通する末期症状だ。この九電広告を目にしたとたん,破産した日本航空(JAL)の脳天気巨大広告を思い出した。
▼倒産JALの能天気全面広告
JALは,特権にあぐらをかき,顧客と世論を敵に回し,破産した。よほどのことがなければ,JALには乗らない。友人知人みな同じ。
九電も,ヤラセ問題で開き直るなど,世論から完全に遊離してしまっており,もはや解体は免れない。
早急に発電と送電を分離し,九電は発電会社の一つとする。しばらくは巨大発電会社として存続するだろうが,しばらくすると孫さんのソフトバンク発電会社に追いつかれ,追い抜かれ,結局はJALと同様,破産するにちがいない。九電がなくても,電気はつくれる。
チャンスだ,ソフトバンク,野球の次は電力だ,頑張れ!
谷川昌幸(C)
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