新刊: 現代ネパールの政治と社会――民主化とマオイストの影響の拡大
現代ネパールの政治と社会――民主化とマオイストの影響の拡大
POLITICS AND SOCIETY IN MODERN NEPAL
Democratization and the Expansion of the Maoists’ Influence
はじめに
序章 近現代ネパールの政治と社会――マオイストの伸長と地域社会 石井 溥
第一部 マオイストの台頭・伸長と人々の対応
一章 武装闘争から議会政治へ 小倉清子
二章 マオイストの犠牲者問題――東ネパール・オカルドゥンガ郡の事例から 渡辺和之
三章 西ネパールにおける集団避難二〇〇四年 安野早己
四章 ネパール領ビャンスにおける「政治」の変遷 ――村、パンチャーヤット、議会政党、マオイスト 名和克郎
五章 開発、人民戦争、連邦制――西ネパール農村部での経験から 藤倉達郎
六章 ガンダルバの歌うネパールの変化――王政から国王のいない民主主義へ 森本 泉
第二部 マオイストの政党化とネパール社会
七章 マオイストの国家論と制憲議会選挙公約 谷川昌幸
八章 市民の至上権は新しいネパールにおける包摂的政治の道しるべとなるか――二〇〇八年制憲議会選挙における各政党の得票の動向から マハラジャン、ケシャブ・ラル/マハラジャン、パンチャ・ナラヤン
九章 民族運動とマオイスト――マガルの事例から 南 真木人
十章 チトワン郡チェバン村落における政党支持と抑圧の顕在化 橘 健一
十一章 「寡婦」が結ぶ女性の繋がり――ネパールにおける寡婦の人権運動 幅崎麻紀子
あとがき
ネパール近現代政治史略年表 用語解説 ネパール郡区分図 主な政党名の略語対応表
明石書店 2015年3月31日発行 定価:5,200円+税
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