ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

憲法原案の草案の作成,22日までに

憲法起草委員会(CDC,73委員)が,未合意部分の解決を図るため5つの分科会(各6委員)をつくり審議をしてきたが,結局,合意にいたらず,そこで,各分科会の長からなる特別委員会をつくり,ここで合意を形成し,6月22日までに,そのいわば原案の草案をCDCに報告させることにした。

この草案をCDCが審議し,6月27日までにCDC原案としてまとめ,それを制憲議会(CA)に提出。そのあと,CAでの審議,国民の意見聴取となる。イヤハヤ,ややこしい。前途多難。間に合うかな?

その一方,この「16項目合意」に基づく憲法制定は現行暫定憲法と議会運営規則に違反する,との訴えが,前駐デンマーク大使とマデシ活動家から最高裁に出され,受理された。たしかに,「超特急手続き(super fast track)」には,かなり怪しいところがあり,最高裁がその気になれば,憲法制定過程に介入し,やり直させることもできそうな気がする。最高裁がどう動くか,これもよく分からない。

いずれにせよ,憲法制定の重大事であるにもかかわらず,ネパール・メディアはあまり大きくは扱っていない。やはり,冷めているのだろう。

  150618 ■引く手あまた?(a)

[参照]
(a) Prabindra Shakya,”Nepal’s constitutional deal: significant milestone but short of a breakthrough,” 12 June. http://www.constitutionnet.org/news/nepals-constitutional-deal-significant-milestone-short-breakthrough
(b) “SUBCOMMITTEES FAIL TO SETTLE SOME DISPUTES,” REPUBLICA,16 Jun 2015
(c) ASHOK DAHAL,”DRAFTING COMMITTEE GIVES TASKFORCE A WEEK TO RESOLVE DISPUTES,” Myrepublica, 17 Jun 2015.
(d) “CDC task force to settle disputes by June 22,” Himalayan,June 17

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/06/18 @ 19:02

カテゴリー: 議会, 憲法, 政党

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