ネパール評論

ネパール研究会

衝突拡大

憲法案「強行」採決に対する反対運動がタライを中心に過激化している。

ビルガンジでは13日夜,ヒマラヤンタイムズ記者宅に火炎ビンが投入され炎上した。シラハでは13日,NC事務所近くに強力な圧力鍋爆弾が仕掛けられているのが発見され,軍が撤去した。外出禁止令下のサプタリでは13日,約500人の反政府デモ隊に対し治安部隊が警告射撃をし,催涙ガス弾を発射した。ラジビラジでは,NC事務所が打ち壊され放火された。警察隊は催涙ガス弾を発射,群衆を撃退した。

このように,タライを中心に,状況はかなり緊迫している。憲法案は第3条まで採決されたが,まだ300条ほど未採決。また,最後には憲法案全体についての採決も行われる。

[参照]
The Himalayan Times,September 13, 2015

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2015/09/14 @ 09:45

カテゴリー: 憲法

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