ネパール評論

ネパール研究会

京都の米軍基地(56):進駐軍と首長と子供

京丹後市に,米軍「第14ミサイル防衛隊」が,本格的な進駐を開始した。米国は,いうまでもなく「民主主義の平和(Democratic Peace)」の旗手であり,世界「人権」の守護者である。進駐にあたっても,当然,「平和」と「人権」を掲げ,民心の掌握を図る。

それには,何といっても,首長と子供。首長と笑顔で握手し,優しく子供の手を取り語りかける。わが自衛隊も海外派兵先で同じことをしているが,いかんせん付け焼き刃,不自然でぎこちない(下記参照)。やはり本家はアメリカ。年季が入っている。とてもかなわない。

アメリカは,物心両面において,日本をはるかに凌駕している。その世界最強国に治外法権の軍事基地を差し出し軍隊の進駐を許せば,何が起こるか? 

まずは,米国お得意の情報・諜報作戦に完敗,地元世論は手もなく米軍に転んでしまうであろう。

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 ■米軍人(と警察署長?)と市長 /基地司令官(?)と市長 (第14ミサイル防衛隊FB,9月30日)

141009b  ■米軍人と子供(同上,9月30日。子供の顔は引用者消去)

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 ■銃撃訓練(同上,9月20日。場所不明)

【参照】子供利用の稚拙さ:政治家・陸自・サッカー

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2014/10/09 @ 09:48