Archive for 8月 2015
憲法案修正提案,9月5日締切
主要4党(NC,UML,UCPN,MJF-L)は,マデシやタルーあるいは他のジャナジャーティ諸派の停止要求を拒否し,憲法制定手続きを予定通り進めている。
憲法起草委員会(シタウラ委員長)が8月21日制憲議会議長に提出し,23日制憲議会に上程された憲法案は,8月26日から審議され,8月30日全体についての審議は終了した。この審議をもとに,各議員は修正案を9月5日までに提出する。その後,憲法案は逐条審議され,修正案は2/3の多数をもって可決される。予定通り進めば,これらの制憲手続きは9月17日までにすべて完了する。
しかし,タライでは,憲法案に対する激しい反対運動が続いている。8月31日,サプタリでバンダ破りのマイクロバスが焼かれたし,チトワンでも衝突が広がっている。また,カトマンズや他の都市部への物資輸送も,厳重な警備をつけなければ,困難となってきた。この状況で,予定通り制憲手続きを進められるかどうか? 予断を許さない。
谷川昌幸(C)
「民主的」軍隊の危険性
ネパールの軍隊は,第二次民主化運動による民主共和制の成立により,国王の軍隊(王国軍)から人民の軍隊(ネパール国軍)になった。軍隊は,主権者たる人民(国民)が動員する。これは「民主的」だが,人民による軍動員には,国王によるそれより危ない場合が少なくない。
王政時代のネパール軍は,他国に比べはるかに小さく,しかも弱かった。王国軍は,主として国王を権威づけるため使用される儀式的軍隊,いわば王様の「おもちゃの軍隊」であった。だから,兵隊も兵器も大して必要ではなく,本格的な動員には大きなハードルがあり,また,たとえ動員してみても,実勢数千人の貧弱な武器しか持たないマオイスト・ゲリラに連戦連敗,まともに戦えないほど弱かった。
これに対し,民主化とともに,ネパールは軍拡を続け,いまや,小国の割には大きな十数万の大軍隊を擁する軍事国家となった。しかも,人民(国民)自身が軍をコントロールする建前なので,軍動員へのハードルは低い。国王が軍を動員し人民を殺せば大問題だが,人民自身が人民の軍を動員し「人民の敵」を殲滅しても,それは人民のためであり正義であって,手続きさえ形式的に踏んでおれば,そこに何の政治的問題もあるはずがない。
こうした「民主的」軍動員への兆しは,いまのマデシ/タルー紛争への国軍動員にも見て取れる。タライへの軍動員は,マデシ・タルー諸勢力はむろんのこと,人権活動家やヤダブ大統領も反対していた。ところが,ネパール政府は8月24日,暫定憲法第144,145条と地方行政法(1971年)第6条によりタライ(カイラリ,ラウタハト,サルラヒ等)への軍動員を決定した。
これに対し,タライへの軍動員を違憲とする訴えが出されたが,最高裁は8月28日,安全保障は国政敏感問題であり,訴えには違憲とするだけの具体的な証拠がないとして,訴えを棄却した。これは,結局,多数派の「民主的」軍動員には,少数派は司法的にも抵抗できない,ということに他ならない。
このような「民主的」軍動員がさらに多用され,拡大していけば,ネパール紛争は,封建王政下とは質的に異なる,現代型の歯止めなき民族紛争に陥る恐れがあると危惧せざるをえない。
[参照]
*1 “Home Ministry defends right to mobilise army to control riots,” Kathmandu Post, 28 Aug.
*2 “SC quashes writ against gov decision to mobilise army,” Kathmandu Post, 28 Aug.
*3 “SC annuls writ petition against army deployment,” Republica, 28 Aug.
*4 CPN-M, Madhesi, Janajati parties meet Prez over army mobilisation, statute issues,” Himalayan,28 Aug.
谷川昌幸(C)
タライ民族自治の正義と国民国家の理念
州区画をめぐる紛争がカイラリ,ラウタハト,ジャナクプルなどタライ各地で激化していることを危惧したモディ印首相が,8月24日,コイララ首相に電話し,諸民族の調和と話し合いによる問題解決を要請した。また,これは未確認だが,Economic Times(26 Aug)によると,印首相は治安強化支援にさえ言及したという。タライは印国境沿いであり,モディ首相としては座視し得ないということだろうが,こうした電話は,大国からの政治的圧力,あるいは内政干渉と受け取られても致し方あるまい。
制憲議会審議中の7州案に対しては,他にも反対は少なくないが,いま反対運動の中心になっているのは,タライのマデシとタルー。彼らの主張はきわめて明快であり,民族自治の理念を認めるなら,「タルー州」や「マデシ州」の要求を拒否することは難しい。そのことを外国メディアの気楽さからイラストで単純明快に図解したのが,India Today(25 Aug)。ネパールを1本のソーセージにたとえ,縦切りにするか,横切りにするか,と問いかけている。
■国民国家の理念,一つの国民一つ国家
■憲法案の縦割り連邦制
■マデシ,タルーの横割り連邦制
これは分かりやすい。縦割り州区画をすると,タライは丘陵地(伝統的支配民族/カースト)に従属したままとなる。これと対照的に,横割り州区画をすると,タライでは,そこに多数居住するマデシやタルーの人々の民族自治が実現する。
しかしながら,「マデシ州」や「タルー州」にも,いくつか難点がある。一つは,いうまでもなく,州内少数民族の権利をどう守るのかということ。そして,もう一つは,横割りでタライに1つないし2つの州をつくり,大幅な自治権を認めると,タライと同じ諸民族がインド側にも多数居住しているので,タライはインドとの関係を強化し,北方丘陵地,とくにカトマンズからは自ずと離れていくことになる。すなわち,国家分裂の危機である。
タライには,たしかに「民族自治」の正義がある。しかもその上,タライは,北方丘陵地,特に首都カトマンズへの補給の要所を握っている。タライは,その気になれば,いつでもカトマンズを兵糧攻めに出来る。すでに,この数週間のタライ闘争で,カトマンズでは生活必需品が不足し物価高騰が始まっている。タライには,正義に加え,強力無比の対カトマンズ闘争手段もある。宿痾の内輪もめさえ自制できれば,タライ勝利の可能性は高い。
しかし,そうなれば,今度はネパール国家分解の恐れが出てくる。民族の正義と国民国家の理念との相克-ーこれは難しい。
谷川昌幸(C)
京都の米軍基地(79): 「パンとサーカス」と軍事支配
京丹後にとって,8月24日の穴文珠祭は,米軍による「パンとサーカス(食事と娯楽)」饗応が軍事支配と表裏一体であることを,事実をもって示してくれた最初のまたとない機会となった。
穴文珠祭では,米軍がホットドッグとポップコーン(食事)を振る舞い,米軍軍楽隊演奏(娯楽)で地元民を楽しませた。まさしく「パンとサーカス」。ここに市長,区長等々の地元有力者,名士らが参加していたことはいうまでもない。
その一方,おそらくほぼ同時期に,隣の米軍基地では,Xバンドレーダーの能力強化作業が着々と進められていた。作業に当たったのは,米軍通信担当軍人,レイセオン社とロッキード・マーチン社の社員,そして「現地社員(日本の下請軍需産業社員?)」である(米陸軍HP,8月25日)。見方によれば,穴文珠祭での「パンとサーカス」による住民饗応は軍事基地強化のカモフラージュといってもよいかもしれない。さすが,「パンとサーカス」の先進国だ。
米軍Xバンドレーダーは,どのようなものか? はっきりそうとは明示されていないが,米陸軍HP(8月25日)によれば,経ヶ岬レーダードーム内のレーダー本体は,下図のものらしい。レーダー能力強化担当者らしき人々がレーダードームの横に立っている写真の前の写真に,このレーダーが写っているのだから,たぶん間違いないだろう。
■整備担当らしき人々とレーダードーム/ドーム内レーダー(米陸軍HP,8月25日)
これは,8月25日以前であれば,「軍事秘密」であり,たぶん「特定秘密」だ。が,宗主国が流したのだから,そのあとで従属国臣民が転載しても,よもや重罪に問われることはあるまい。
こと,さほどに従属国臣民は卑屈にして屈辱的な立場にある。「パンとサーカス」饗応に浮かれていては,気付きもしないだろうが。
谷川昌幸(C)
「タルー州」要求デモ隊衝突,死傷者多数
極西部カイラリ郡ティカプルで8月24日午後,統一「タルー州」を要求するデモ隊と警官隊が衝突,死者8名余と負傷者多数(40~60名)が出た。いまわかっている死者は,警官5人,武装警官2人,子供(2歳男児)1人。
カイラリ郡は,タルー民族が43.7%。東隣のバルディア郡はタルー民族52.6%。ところが,8月23日に制憲議会上程の憲法案では,カイラリ郡は西隣のカンチャンプル郡(タルー23.3%)とともに,バルディア郡など東側のタルーの多いタライ諸州とは切り離され,極西部丘陵諸郡からなる第7州に組み入れられることになってしまった。これは,タルーからすれば,民族分断支配に他ならず,とうてい許容できないということになる。
そこで「タルー統一闘争委員会」などの呼びかけで,統一「タルー州」要求デモが広がり,政府の出した外出禁止令(11:00~17:00)をも無視し,政府施設「ネパール政府」表示の「タルー州」への書き換えを図るなど,激しい反政府闘争を繰り広げてきた。そうした中,24日午後,約2万人のデモ隊と,それを阻止しようとした警官隊とが衝突,多数の死傷者を出すことになってしまった。この衝突は,紛れ込んだマオイスト分派過激分子の煽動の結果だとも言われているが,事実かどうか,まだわからない。
他方,東部タライでも,マデシ系の人々が,モラン,スンサリ,ジャパなどのタライ諸郡を丘陵中心の第1州に組み入れることに反対し,激しい闘争を繰り広げている。また,ヤダブやタルー,ムスリムの多い中部タライのラウタハトやサルラヒでも反政府闘争が激化している。このように,西部タライだけでなく東部・中部タライでも,先行きは予断を許さない。
もともとインド国境沿いのタライは,各郡の最多民族図(下掲)を見てもわかるように,タルー,ヤダブ,ムスリムなどが多く,北方丘陵地や山地とは民族/カースト構成が大きく異なる。したがって,カトマンズ中央権力がここに人為的に州区画線を引こうとすると,どのように引こうが,抵抗は免れない。実に難しい問題である。
▼郡別最多民族(karma99.com)
*薄茶タルー,濃茶ムスリム,赤ヤダブ
谷川昌幸(C)
美しくなった日本の山
久しぶりに日本の山に登ってきた。といっても,運動不足の虚弱老体,新穂高ロープウェイで2156mまで登り,西穂独標(2701m)まで行ってきたにすぎないが。
感心したのは,登山道や山小屋周辺が美しくなり,文字通りゴミ一つ落ちていなかったこと。以前は,人の気配のするところには,たいていビニールや紙屑,生ゴミなどがが散乱していたが,今回,西穂を歩いた限りでは,そのようなことはまったくなかった。
これは,おそらく山関係の方々の長年の努力の結果,一般の登山者にも山にゴミを捨てない習慣が身についてきたからであろう。
これは誇るべき文化だ。こうした文化は,形成には長年の地道な努力が必要だが,破壊は簡単,誰かが無視し始めたら,すぐ元に戻ってしまう。大切に守り育てていきたいものだ。
谷川昌幸(C)
憲法案,制憲議会に上程
正式の憲法案が8月23日,制憲議会(CA)に上程された。26日からCAにおいて審議が始まる。
前回も述べたように,この憲法案は,NC,UML,UCPNの議会三大政党が,最終段階においてMJF-Lを切り捨て,憲法起草委員会に7州案を採用させ,強引にCAに提出させたもの。
当然,ギリギリの瀬戸際で裏切られたMJF-Lは激怒し,23日のCA本会議は他のマデシ系諸派とともにボイコットした。また,「ヒンドゥー国家」復帰を唱えるRPP-Nも,3党ごり押し憲法案の上程には議場で激しく抗議した。
議会三大政党は,新憲法は20-30日の審議で制定できると見ているが,マデシ/タルー系諸派はこれに激しく反発している。とくに,分断されることのない「タルー州」を要求しているタルー諸派は,タライ・バンダ(ゼネスト)を2週間前から続けており,なお継続強化の方針だ。また,サドバーバナ党は,4議員が抗議辞任し,他の2議員も続いて辞任することになっている。
このようにして,マデシ/タルー系諸勢力が,CAを見限り院外闘争で結集し,実力行使を激化させていくと,そしてそれを三大政党内のマデシ/タルー系の人々が陰に陽に支援し始めると,ネパールは,マオイスト紛争とは別の,いわば本物の民族紛争に陥る恐れがある。むろん,インドの出方によるところが大きいが。
[参照]
*1 “Four SP members resign,” Himalayan, August 24, 2015
*2 “Statute Bill tabled amid opposition,” Kathmandupost,Aug 24, 2015
*3 “Politics in Tarai ‘volatile’ as charter nears finish,” Kathmandupost, Aug 24, 2015
*4 “THARUHAT PROTEST EXTENDED TILL SEPT 2 AS THEIR DEMAND FALLS ON DEAF EARS,” Republica, 24 Aug 2015
谷川昌幸(C)
憲法案,制憲議会議長へ提出
憲法起草委員会(CDC,シタウラ委員長)は8月21日,正式の憲法案を採択し制憲議会(CA)議長に提出した。ネバンCA議長は,この憲法案を8月23日のCA本会議に上程する予定。
・8月21日:シタウラCDC委員長,憲法案を採択し,ネバンCA議長に提出。
・8月23日:憲法案のCA本会議上程予定。
・以後3日間:議員による憲法案閲覧・検討。
・以後1週間以内:修正案の提出期間。
・⇒CAにおける逐条審議。修正案は2/3の多数により可決。
・⇒CA採決。
21日の正式憲法案のCA提出により,制憲議会は新憲法制定に向け大きく一歩前進した。しかも,提出された憲法案の修正には2/3の多数の賛成が必要なので,既定手続き通り進めば,成立までにそれほどの日数は必要ではない。次の制定期限は9月11日という声も出始めた。
が,しかし,そうすんなりとはいかないのがネパール。そもそも正式憲法案採択が,ドロドロ・ドタバタ劇。
・6月8日:NC,UML,UCPN,MJF-L「16項目合意」。8州連邦制。
・8月5ないし6日:上記4党,「6州案」合意。
・8月20日:上記4党,「6州案」のCDC採択合意。
・8月21日:NC,UML,UCPNのみの賛成でCDCが「7州連邦制」憲法案を採択し,CA議長に提出。
この間,新憲法の中核たる連邦制は,8州⇒6州⇒7州と,まるで猫の目,何がどうなっているのやら,見当もつかない。
▼4党8月6日合意の6州案(Kathmandupost FB, 9 Aug)
ただ,最終段階におけるMJF-Lの離脱で,対立図式ははっきりしてきた。タライにおける州自治権を要求するマデシないしタルーと,これに反対し7州連邦制を強行しようとする3党連合の対立である。
MJF-Lは,議会では14議席しかもたないが,4党連合からの離脱により他のマデシ系諸派との連携が容易となったし,また,タライでの実力闘争によりカトマンズを兵糧攻めにすることも難しくはない。こうした状況を考え合わせるなら,9月11日の新憲法公布もまたまた空約束ということになりそうである。
[参照]
*1 “Panel hands over final draft to CA chairman,” Kathmandu Post,Aug 22, 2015
*2 “Sitaula submits final draft to CA Chair,” Himalayan,August 21, 2015
*3 “Statute by Sept 11 despite protests, claims Rawal,” Himalayan,August 21, 2015
*4 “Three parties ink 7-state agreement,” Ekantipur, Aug 22, 2015
*5 “MJF-L hints of consensus if parties agree on eight provinces,” Kathandu Post,Aug 22,2015
*6 “MJF-L severs ties with NC-UML-Maoist bloc,” Kathmandu Post,Aug 22, 2015
谷川昌幸(C)
京都の米軍基地(78): パンとサーカス
「パンとサーカス」あるいは「酒食と見世物」は,古来,支配権力が住民を懐柔し服従させるため使用する常套手段である。
これは,古代ローマについてと同様,現代日本の京丹後についても,そのまま妥当する。現在,京丹後最強の権力は,事実上,進駐米軍。したがって,その米軍が,彼らの古き良き伝統に忠実に従い,原住民たる京丹後市民に対し,「パンとサーカス」の提供を始めたのは,至極当然の成り行きといえよう。
米軍とその奉公人たる防衛省の提供する「パンとサーカス」は,目白押し。以下,その一部を紹介する。
▼盆踊り参加
14th Missile Defense Battery participated “BON dance” at the Kyotango City hall, Mineyama, on Aug.14 and 15 and enjoyed Japanese traditional culture with the local community.
第14ミサイル防衛中隊は8/14,15に京丹後市役所で開催された盆踊り大会に参加し、地域の方と日本の伝統的文化を楽しみました。(経ヶ岬米軍FB,8月17日;赤強調引用者)
■微妙な表現の綾はむろん意図的。そこが「パンとサーカス」の巧妙さ。子供の顔は引用者消去(米軍は原住民肖像権無視)。
▼日米交流事業
■日米交流屋台+米軍軍楽隊演奏+花火+盆踊り。主催:近畿中部防衛局/会場:穴文珠。(経ヶ岬米軍FB,8月17日;京丹後市日米友好協会FB,8月18日)
▼在日米軍軍楽隊演奏会(1)
■主催:米陸軍経ヶ岬通信所/連絡先:近畿中部防衛局。(経ヶ岬米軍FB,8月13日;京丹後市日米友好協会FB,8月18日;京丹後市観光協会FB,8月18日)
▼在日米軍軍楽隊演奏会(2)
■主催:米陸軍経ヶ岬通信所/連絡先:近畿中部防衛局。(経ヶ岬米軍FB,8月13日;京丹後市日米友好協会FB,8月19日,)
谷川昌幸(C)
保守回帰: ネパール世論調査
「ヒマールメディア世論調査2015」は,実感として感じられるネパールの保守回帰を数字で実証しており,たいへん興味深い。(Himalmedia Nationwide Public Opinion Survey 2015, Nepali Times, #771,14-20 August 2015)
1:支持政党
平和・繁栄・民主主義を推進するのはどの政党だと思いますか?
(1)2015年8月
*NC25.4,UML13.5,UCPN9.3,RPP-N4.1,わからない25.7
(2)2015年1月
*NC34.4,UML15.9,UCPN9.2,RPP-N5.6,わからない9.8
(3)2013年
*NC18.5,UML13.4,UCPN9.7,RPP-N3.8,わからない25.0
2:次期首相
次の首相に相応しいのは誰だと思いますか?
(1)2015年8月
*スシル・コイララ7.1,バブラム・バタライ10.4,KPS・オーリ5.9,適任者なし18.5,わからない25.4
(2)2013年
*スシル・コイララ8.5,バブラム・バタライ6.2,MK・ネパール4.7,適任者なし21.2,わからない17.4
3世俗主義
憲法は宗教についてどう規定すべきだと思いますか?
(1)世俗主義(Secularism)
*山地15.7,丘陵地19.5,タライ21.5
(注)憲法で「世俗国家」と規定するか,あるいは単に「宗教の自由」を規定するにとどめるかについて,意見が鋭く対立している。後者の場合,「布教の自由」が事実上制限されると見られている。
谷川昌幸(C)
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