ネパール評論 Nepal Review

ネパール研究会

イタリアの旅(17):農業の風景

北イタリアでは,山のかなり上の方まで放牧がおこなわれている。段々畑はそれほど多くはないが,山腹に点々と家や小屋があるところは,雰囲気的にネパールとよく似ている。

一方,山地から少し離れると,ネパール・タライのような広大な平野。一面,見渡す限り真っ平らで肥沃そうな農地だ。イタリアが農業大国でもあることが,よく実感される。

●フェレ谷

●アオスタ付近

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/06 at 15:37

カテゴリー: 農業, 旅行

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イタリアの旅(16):そぐわないガチャガチャ

北イタリアのそこここに,日本ではやっているのとそっくりのガチャガチャが置いてあった。景品は宇宙戦士フィギュアなどで,大きい方が2ユーロ,小さい方が1ユーロ。お小遣い程度なので,子供たちが買うのだろう。

ガチャガチャ(カプセルトイ)は,もともと欧州発祥。19世紀末ロンドンあたりに現れ,それが米国に渡り,そして日本などに広まったとされている。だからイタリアにガチャガチャがあっても不思議ではないのだが,石造りのイタリアの街には,どう見てもそぐわない。浮いている。

たとえば,アオスタでは,ローマ遺跡石壁の向かいの店先にガチャガチャが数台,並べてあった。その前を通ると,そこだけ異質であり,違和感を禁じ得なかった。落書きは,結構様になっているのに,これは不思議。

●アオスタの街とガチャガチャ

 ▲駅前売店/食品店


 ▲ローマ遺跡石壁とその前で開催の土曜市

 
 ▲ローマ遺跡石壁向かいの店先のガチャガチャ


 ▲工場壁のらくがき

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/05 at 19:19

カテゴリー: 社会, 文化, 旅行

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イタリアの旅(15):アルプスの十字架

アルプスの山頂や難所には十字架が立てられているところが多い。日本の山でも,たとえば富士山,御嶽山,立山などに神仏が祭られているのとよく似ている。宗教は異なれ,人は,鋭鋒や巨岩などに人知を超えた力の働きを感じ,おそれ,その力の主に加護を求めるものらしい。

ローマ時代の遺跡で知られるアオスタからバスで1時間ほどのところのコーニュ(Cogne)にも,そうした十字架がいくつか立てられている。

コーニュは,やや観光地化されているが,それでも古い村の趣を残す美しい村だ。バス停からほんの数分歩くと,谷間一面の牧草地の向こうにイタリア最高峰グラン・パラディーゾ(4061m)を望むことのできる広場につく。その正面に十字架と水場がある。

そこから村の中を山に向かって10分ほど歩くとゴンドラ乗り場があり,これでグラン・パラディーゾ前山の2100m付近まで登る。そこから登山道を30~40分登ると,切り立った尾根筋に出る。この尾根のグラン・パラディーゾ側は,氷河に削られたのであろう,垂直以上のゾォーとするような絶壁となっている。

その絶壁の上に,十字架が立てられている。造物主の偉大な業を,村人たちはここにも認めたからであろう。

●アオスタのローマ遺跡

●コーニュ

 ▲村の教会/グラン・パラディーゾと十字架


 ▲水場/吐水口

●ゴンドラ駅上の登山道からの展望

 ▲グラン・パラディーゾ/尾根筋の絶壁


 ▲絶壁上の十字架

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/04 at 16:55

イタリアの旅(14):石造りの村

アオスタ谷の奥の村々は,家も道も石造り。修復整備されてきたのだろうが,調和がとれ,美しい。

クールマイユールのバス停から徒歩20分くらいのところにある”La Saxe”やモンブランケーブル乗り場手前の”Entreves”,あるいはアオスタからバス1時間ほどの “Cogne”など。

これらの村々には,小さな教会や水場があり,絵になる。水場の水は,流しっ放しで冷たく,行きかう人々が飲んでいる。日中はカンカン照りの猛暑だったので私もこの水を飲んでいたが,お腹は大丈夫だった。

このような村々は,調和がとれ美しければ美しいほど,そこに住む住民にとっては自由が制限され,経済的な負担も重く,大変であろう。つい,そんな余計な心配をしてしまうほど,イタリア北部の村々は美しい。

●Entreves

 ▲古い教会/屋根の風見鶏


 ▲石畳の道/軒下の鍋

▲水場と車

●La Saxe

 ▲フェレ谷道/教会


 ▲小さな教会(中央)/水場

●クールマイユール
 
 ▲山沿いの旧道/登山口付近の水場

●「ベルトーネ小屋登山口」バス停付近

 ▲小さな小さな教会

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/03 at 19:12

カテゴリー: 自然, 旅行

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イタリアの旅(13):絶景のベルトーネ小屋コース

フェレ谷3日目は,バスで「Loc Pont」まで行き,そこからベルトーネ小屋を経て,直下のクールマイユールに一気に下るコース。標準歩行時間は3時間半だが,絶好の晴天,この日もまた,牛のように,ぶらぶら道草を食いながら,夕方,クールマイユールの町に戻ってきた。

このルートは,町に近くて便利なうえに,絶景ポイントがいくつもあるので,家族連れや集団登山の生徒たちで,にぎわっていた。途切れなく,様々なアルプスの花々が咲いているのは言うまでもない。


 ▲Loc Pontバス停付近:飲料水はこのような水場で補給/トレッキング家族


 ▲ルーシェイ:フェレ谷奥に向けトレッキング/標識


 ▲ルーシェイ:山小屋へ荷揚げ/ベルトーネ小屋付近:モンブランの氷河


 ▲ベルトーネ小屋付近:グランドジョラス山群/展望特等席


 ▲ベルトーネ小屋付近:集団登山の生徒たち/奇妙な形の花


 ▲クールマイユール側登山口付近

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/02 at 11:32

イタリアの旅(12):グランドジョラスに見守られトレイルラン

フェレ谷底コースを下った翌日から天候一変,雲一つない晴天となった。そこで,もう一度,バスでフェレ谷終点の「アルヌーヴァ」バス停まで行き,今度は谷を挟んでグランドジョラスをイタリア側から正面に見ることのできる反対側の山を登って行った。

「アルヌーヴァ」バス停(1700m)の近くから登山道に入り,まず2005m付近にある避難小屋(?)まで登り,そこからほぼ水平にボナティ小屋(2026m)までトラバース,そして,そこから谷底の「ボナティ小屋入口」バス停まで下るというルート。標準コース時間は2時間だが,絶好のトレッキング日和,ぶらぶら道草をしながら,半日ほどかけて歩いた。

このコースでは,誰でも,つい時のたつのを忘れてしまうほど素晴らしい景観を楽しむことができる。アルプスの鋭鋒や迫りくる氷河,無数の可憐な花々,清冽な雪解け水が流れ下る幾筋もの沢,点在する石造りの小さな小屋・・・・まるで天上の散歩道のようだ。

こうした魅力もあってか,このコースではトレイルラン(山岳マラソン)が盛んだ。2日前に行ったベニ谷ではマウンテンバイク(山岳自転車競技)が多かったが,こちらでは自転車は見なかった。その代わり,牛のごとくのろのろ歩いている私の前や後ろから,次々とトレイルランナーが走ってくる。しかも,男女とも,信じがたいほどの,ものすごいスピード。まるでグランドジョラスに見守られ,叱咤激励されているかのよう。


 ▲アルヌーヴァ避難小屋(?)手前からの展望/フェレ谷奥に向けトレイルラン


 ▲グランドジョラス山群/不思議な形の花


 ▲フェレ谷(手前)とベニ谷(奥)/沢の花


 ▲廃屋とモンブラン/百合の花


 ▲ボナティ小屋/同小屋から望むモンブラン

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/08/01 at 10:32

イタリアの旅(11):フェレ谷の花々

モンブラン(モンテビアンコ)に向かって右側の渓谷がフェレ谷。クールマイユールからフェレ谷奥終点までバスで40分ほどだが,勾配が緩いので距離はベニ谷よりもかなり長い。このフェレ谷は,モンブランとグランドジョラスを近距離から望めるので,ベニ谷に勝るとも劣らないほど迫力があり魅力的だ。今回は3回に分け,3日間かけ歩いた。

初日は曇天だったので,バスで終点のアルヌーバまで行き,そこから谷底のコースをPrasecまで下った。コースの左右いたるところに,黄,赤,青,紫,白など様々な花々が咲き乱れ,いわばアルプス版「桃源郷」といったところ。

谷川昌幸(C)

Written by Tanigawa

2017/07/31 at 14:01